朝夕めっきりと冷え込んできましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

私の実家の近くの工場に年老いた野良猫がいます。その工場に住み着いている感じがするので、おそらくその工場の人にえさをもらっているのだと思います。

先週末実家に戻ったときのことです。週末は工場が休みなのでえさをあげる人がおらず、お腹が空いているのか私が猫に近づいていくと向うからも近づいてきました。

私は持っていたパンをあげました。するとその野良猫は低い声で「ありがとうございます」と言って食べ始めたのです。

猫も長い年月生きると人語をしゃべるようになるんだなと驚きました。

 

さて、今回は遺産の分割についてのお話です。

被相続人の遺産を各相続人が相続する際にその遺産を現金化して分配する方法があります。これを換価分割と言います。

例えば被相続人の遺産に土地があった場合に、各相続人がその土地を売って現金化して均等に分配しようというケースです。不要な土地をもらうより売って現金にしてもらった方が良いと考える方は多いと思います。

 

この場合、注意しないといけないのは各相続人に譲渡所得税の申告が必要になるということです。遺産の分割も換価分割で平等に分けて相続税の申告と納税も終わって、やれやれ終わったと思い、譲渡所得税の申告をお忘れになられる方がいらっしゃいます。しばらくして税務署から譲渡所得のお尋ねが届いて大慌てという結果になります。

 

換価分割は遺産の分割の方法のひとつではありますが、土地を売っていますので利益が出たら税金が発生します。

 

これは土地に限らず有価証券を換価分割した場合も同じです。

 

各相続人全員が納得できて平等に遺産を分割できることを重要視し過ぎて、上記のように思わぬ税金が発生してしまうケースもあります。

 

気になる方は遺産分割を決定する前に一度弊社の無料相談をご活用いただき、再検討されてはいかがでしょうか?